福島から京都に避難して

3.11の原発事故で、福島から大阪、そして京都に母子避難しました。その体験を伝え歩いています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

1.損害賠償裁判記者会見へいらした記者の皆様へ

今日の記者会見では伝え切れなかった事を書かせて頂きました。
~**~**~**~**~**~**~**~

弁護士の皆さんを始め、関西在住の皆様。いつも私達の心の支えになり、寄り添って下さり有り難うございます。

失ったからこそ気が付いたのです発事故が起こるまでの間、福島で家族四人平凡ですが幸せな日々を送っていました。

我が家は築10年ですが、気分は新築同様で、ただそこに居るだけで、身も心も癒される空間がありました。子供達が生まれて立って歩いた 思い出深い、とても愛しい家でした。
あと10年住宅ローンを払えば、百年住宅でしたので私の孫・曾孫の代まで、家賃無しで住めたはずです。

我が家も含め、どれ程の人々が原発事故で、健康・精神・経済的にどんなに苦しんでいるか、はかり知れません 。
しかも、これからもっともっと苦しみは深刻化していきます!

福島集団疎開裁判では「避難させてほしい」という子どもたちの求めが却下されてしまいましたが、裁判所が認めてくれた事もあります。
〇 郡山市の子どもは低線量被ばくにより、 生命・健康に由々し い事態の進行が懸念される。
〇 それを回避するためには、安全な他の地域に避難す るしか手段がない。
〇「集団疎開」が危 険を回避する1つの 教育行政上考慮すべき選択肢である。
それにも関わらず、国が疎開させる必要がないとなってしまったのは私達 大人の声がまだ小さかったからです。
国が真実を語ってくれないから声が出せないのです。

国会議員と子供被災者支援法の勉強会では、母親達の悲痛な叫びが上がりました。
原発事故後約2年近くは子供達にマスクをさせる。お弁当を持っ ていかせる。長袖長ズボンを着せる。などして我が子を守るお母さん達が極少数でしたが、いました。子供達も、そのお母さん達 の思いを汲んで、他の大多数の子達と違うそれらの事をして自分 の身体を守ってきました。
しかし事故後、2年を過ぎる頃には、それらをしないと将来、恐 ろしい健康被害にあうかもしれないと分かっていても、他の子達 と違う事をして自分の身体を守るという事が、出来なくなってし まいました。
先生も「ちょっとおかしいから、マスクを外しなさい」と簡単に 言ってしまいます。でも、そんな福島の先生を責める事も出来な いと思うのです。先生も、真実を知らないからです。
子供達は、その空気を読み、他の子達と同じ事をする事で、身体 は守れないと分かっていても、心を、精神を守ろうとするんです。懸命 に子供を守ろうとしていた母親達もそんな我が子に「それでもあ なたは一人で頑張りなさい」と言えなくなってしまいました。
~~~~~~~~~~~~~~~
私が原発事故後数回、郡山に帰って感じた事は、役所を含めた地元の大部分の方々が表面的な報道しか見ていない。 「漠然とした不安を感じながらも、福島でやっていくしかない」 と思っている事です。
ですから、心ある議員さん達と、「真実を知っている私達が真実を語っていくしかないね」と、決意しました。
しかし、心を許しあっていたはずの地元の人に真実を伝えると、回を重ねる事に、心の距離が拡がっていくのを感じ ます。これが、まさしく分断なのだと感じました。
関東を含む被災地の方々に直接言ってもダメなら、そこから遠く 離れている私は、こちらで出来るだけの事をしていきたいと思い ました。
その内の一つが裁判だと思うのです。

〇国民に真実を知らせない事が許せません。

〇「加害者ではない」と言っている事が許せません。
〇被災地に残っている多くの人々にも、避難者の人々にもキチン とした支援をしていない事が許せません。

「安全な所から勝手に避難してきた人」と思われ、どれ程の人々 が悔し涙を流した事でしょう!今回の裁判は、それを覆す裁判です。
この裁判の意義は、大きく分けると2つあると思います。
①東電と国が被告席に座る事。
②被災者を見捨てずに共に歩んで行く事が全ての国民の未来を守 る事になる。その事を国民の皆さんが知る機会になる事を望みます。
京都では一人あたり550万円の賠償請求をします。原発事故で失った 物の大きさを考えたら、この金額は微々たるものです。これが無 いと困るのは確かですが・・・・・それと共に、この裁判を通し て、実現したい事があります。
被災地の方々が声を上げられないのなら、遠くの私達が代わりに 裁判という形で声を上げ、被災地の方々が声を上げられるよう に、「避難させて!マスクをさせて!」と言えるような環境作り をしていきたいです。
回り回って被災地に残された人々が少しでも安全に導かれていか れますよう、願わずにはいられません。
原発事故から27年経ったチェルノブイリでは現在の関東と同じくらいの線量の年間1ミリシーベルト以下の所でも、健康被害が出ています。にも関わらず、国は年間20ミリシーベルト以下の所は帰ってこいと、言うのです。

健康診断ですが、県外避難者はもとより、被災地に残された人々でさえも、一次検査、二次検査共になかなか順番が回ってこない状況です。通常の甲状腺ガンと違って、化学的放射能によるものは、例え発見時に小さなのう胞や結節だとしても、見つかった時には転移している事があると聴いた事があります。関東も含め、一刻も早い健康診断と治療が求められるのに、国の棄民政策の為、それもままなりません。

一つ、誤解を避けるためにお話しさせて頂きたい事があります。
避難を強いられた自分達と同じく関東も含む被災地で頑張っておられる方々も国と東電の被害者です。この訴訟を被害者の分断に利用されたくはありません。

広島の原爆で被曝された方が、「裁判は絶対に早くやった方が良 い」と言われていました。その方は「裁判を起こしたのが遅くて 後悔している」「証拠はだんだん無くなってくる」と仰っておら れました。

出来るだけ沢山の方々が直ぐにでも裁判をされる事を切望します。・・・つづく
スポンサーサイト
  1. 2013/09/17(火) 16:59:17|
  2. 日々のこと
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<2.損害賠償裁判記者会見へいらした記者の皆様へ&お話し会のお知らせ | ホーム | 放射能汚染を隠す住民(被害者)たち>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kyania.blog.fc2.com/tb.php/340-a5603930
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。